相続する時はどちらにすればいい？単純承認と限定承認の違いは？

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親が亡くなって不動産などを相続するケースも出てくるでしょう。

日常生活の中で活用しない場合が相続放棄をする人もいますが、活用するのであれば相続します。

相続は基本的に全て無条件に承認する単純承認が主流になっていますが、被相続人の財産を相続して被相続人に債務の支払いをする限定承認もあります。

最近では限定承認をする人も出てきていますが、単純承認とどのような点が違うのか分かりにくいという人も少なくないでしょう。

そこで単純承認と限定承認の違いについて見ていく事にしましょう。

財産が多い時は単純承認の方がいい

被相続人の財産が多い時は単純承認による相続をした方がいいです。

単純承認はすべての財産を無条件で相続する形になるので財産が多いとたくさんのお金が入ってきます。

限定承認の場合は限度付きになってしまうので単純承認をするより入ってくるお金が少なくなる事もあります。

相続する前に被相続人がどのぐらいの財産を持っているのかをしっかり確認してからどちらにする決めるといいでしょう。

また債務がどのぐらいあるのかでどちらがいいのか変わってくるのでしっかり確認しておきましょう。

債務がある時は限定承認の方がいい

被相続人の財産を持っていても債務を抱えている可能性も少なくありません。

抱えている債務が財産と同じぐらいあると単純承認による相続をしてしまうと問題が出てきてしまいます。

債務を返済する時に自己負担で返済しなければいけなくなる事もあるので生活が厳しくなる可能性もあります。

しかし限定承認による相続をすれば財産の中から債務を返済する事が出来るので自己負担をする必要がなくなります。

生活が厳しくなくなる事もないので被相続人が債務を抱えている場合は限定承認による相続をした方がいいです。

まとめ

相続をする時の単純承認と限定承認は債務を抱えているかどうかでどちらにするか判断した方がいいです。

また限定承認による相続をする時は相続人全員の総意を得る必要があるので手続きをする前に確認しておきましょう。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。