介護が必要になった親の面倒を一人で見ているので財産を多く相続したい！寄与分を主張した時に認められる条件は？

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兄弟が2人から3人いる時は介護が必要になった親の面倒を分担する事も多いでしょう。

しかし仕事などで忙しくて1人がずっと面倒を見ている場合もあります。

基本的に介護が必要になった親の面倒を見るのはすごく大変なものです。

それで親が亡くなってから財産を多く相続したいと思うでしょう。

介護が必要になった親の面倒を一人で見ている時は寄与分を主張すれば多く財産を相続する事が出来ます。

しかし条件があるのでしっかり確認しておきましょう。

1年以上面倒を見ている

親が介護が必要になってから亡くなるまでの期間が1年以上であればしっかり面倒を見ていると判断されるので寄与分を主張すれば認められます。

しかし1年以下だとそれほど大変ではないと判断されるので寄与分を主張しても認められません。

1年以上面倒を見ている事が条件となっているのでしっかり覚えておきましょう。

また面倒を見ている期間が3年以上だとすごく大変と判断されて財産を通常より多めに相続する事が出来る可能性が高くなります。

介護を片手間で行っていない

親が介護が必要になった時に毎日しっかり面倒を見ていれば寄与分を主張すると認められます。

しかし仕事をしていて自宅にいる時だけ面倒を見ている場合は寄与分を主張しても認められない可能性が高いです。

このような場合は1人で面倒を見ているのかどうか不透明な部分もあるので財産を多く相続する資格があるのか疑問が残ります。

介護を片手間で行っていないのも条件となっているのでしっかり覚えておきましょう。

報酬が発生していない

介護が必要になった親の面倒を見ているとお小遣い程度の金額をもらえる事もあります。

このような場合は面倒を見ている事に対して報酬を受け取っているので財産を多く相続する資格があるのか疑問が残ります。

報酬が発生している場合は寄与分を主張しても認められません。

報酬が発生していない事も条件となっているのでしっかり覚えておきましょう。

この記事の監修者

税理士　原　直哉(ハラ ナオヤ)

司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー（FP）

経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。